「サラリーマンって、毎月給料から税金引かれていて痛くないですか?」
私は嫌です!(本音)
確かに税金や保険で引かれ過ぎよね…
額面で使えたら、どれだけいいか…(泣)
何に使われているかもよくわからないし(笑)
『勝手に引かれていて、何に使われているかよくわからない税金の一部』を自分の欲しい物に使える仕組みがあります。
これが『ふるさと納税』です。
ふるさと納税をやらない理由は、わかっています。
- なんか面倒そう(笑)
- 聞いたことはあるけど、結局何なの?(笑)
まぁ間違ってないけど、面倒でしょw
やらなくてもいいけど、どれだけ簡単でどれだけお得なのかは知ってほしいな!
『ふるさと納税』という言葉を聞いたことない人はもう少ないと思いますが、とりあえず何かお得なもの、という認識だけの人が多いように思います。
私もその一人でした。
仕組みを理解して、2018年に『ふるさと納税』を実践したところ、衝撃の事実がわかりました。
『ふるさと納税』は、やるとお得になるのではなく、やらないと損をしているということだったのです。
当時調べてみても、節税、還付、控除などの難しいことが色々書かれていて、分かりにくかったので、小学生でも分かるようにまとめてみたいと思います。
もともと私が『ふるさと納税』でよく分からなかったこと
- 寄付したお金が返ってくるの?
- 税金が安くなるの?
- どうやってやるの?
節税とか、還付とか、控除とか難しい…
とりあえずお得ってことだけ聞いたことあったね
『ふるさと納税』とは?
節税、還付、控除など様々な用語で複雑に見えますが、一言で言うと、
単純に来年にかかる税金を先に払っているだけなんです。
この単純なものを、還付金や控除や節税なんて用語を複雑に使うことで分かりにくくなってしまっているのです。
「来年、20万円の税金がかかるのに対して、3万円を先払い(ふるさと納税)したら、来年の税金は17万円になるね」っていうだけの、小学生でも分かるものなんです。
細かい部分まで正確に説明するには、先程の専門用語を使って複雑になってしまうのですが、98%くらいは上の一文で説明できていると思っていますし、これを分かっていれば問題もないです。
お金だけで考えると得は無い!
先程、『ふるさと納税は税金の先払い』だと言いましたが、何かおかしいと思いませんでしたか?
あれ?先払いってことは、別にお得じゃないの?
結局払ってる額は変わってないよ?
その通り!お金だけで考えると、実はふるさと納税は得するものじゃないんだよ。
え!?じゃあ、一体何がお得なの??
ふるさと納税した額によって、色々なものが貰えるのよ!
・細かく言うと個人負担額が2000円かかるのでむしろ2000円の損
皆が『ふるさと納税』をするのは返礼品があるから
お金だけで考えると、得なことはないのに何故『ふるさと納税』をするのか?
『ふるさと納税』の金額に応じて返礼品が貰えるので、その返礼品分がお得になるということなのです。
- お金だけを考えると得はなくて、むしろ2000円の損
- 『ふるさと納税』の金額に応じた返礼品が貰える
つまり、
という認識でいいと思います。
やると得なのではなく、やらないと損な理由
返礼品に金券(ギフト券)があるため、ふるさと納税をやらないと損なのです。(2019/5現在)
例えば、来年20万円の税金(所得税、住民税)を払う必要の人が、3万円のふるさと納税をしたとしましょう。3万円のふるさと納税で1万2千円分のギフト券を返礼品としてもらいました。
お金の計算をすると、来年払う税金は
です。(2千円は個人負担額です)
そうすると、トータルで20万2千円支払っていますが、ギフト券が1万2千円あるので、お金として合計すると支払合計は19万円で1万円分安くなりました!
この例では3万円分のふるさと納税について考えたものなので、もっと多くのふるさと納税をすればその差はさらに大きくなります。(限度額あり)
え!?ふるさと納税ってやらないだけで、何万円分も変わってきちゃうものだったの!?
そうだよ。ちまちました節約なんかしてても、ふるさと納税してなかったらそれだけでひっくり返るね(笑)
・税金は知識のない人から多く巻き上げるシステム
『ふるさと納税』のやり方
1. 自分の『ふるさと納税』の上限額を把握する
来年に50万円の納税が必要な人がいるとします。
しかし、『ふるさと納税』には所得や家族構成などに応じて上限額があるので、50万円分の『ふるさと納税』をすることはできません。その中の一部だけなのです。
【ふるさと本舗】というサイトで、自分の上限額を調べられるので、概ねを把握しましょう。(参考:独身年収300万の人は28000円、900万の人は151000円)
上限額は超えた分だけ損なので、超えないようにしましょう。
・細かく分からなかったら、上限額の8割か9割くらいまでにしておく
2. 12月31日までにネットで寄付する
『ふるさと納税』はネットショッピングと同じ要領で、クレジットカードなどですぐにできます。
大きな違いとして、返礼品はあくまでおまけなので、10000円の『ふるさと納税』をしても10000円の価値のものは貰えません。大体3割から5程度の価値のものです。
感覚としては割高なネットショッピングですが、メインは先払い納税なので、何が貰えてもお得です。
『ふるさと納税』のおすすめサイト
上記のような『ふるさと納税』ができるサイトにて、欲しい返礼品を上限額を超えないように購入すれば完了です。
上限額5万円ならば、さとふるで3万円分、ふるさと本舗で2万円分など複数のサイトで購入しても大丈夫です。
3. 寄付金受領証明書を受け取り、保管する
『ふるさと納税』を行うと、返礼品は商品ごとの納期に送られてきます。
商品の他に寄付金受領証明書という書類が送られてきます。名前の通り、どこにいくら寄付をしたかの証明で非常に大事なものです。確定申告のときに必要となります。
4. 次年の3月15日(目安)までに確定申告をする
年によって期間は異なりますが、次年の3月15日(目安)までの約1ヶ月の間に確定申告を行う必要があります。
2019年中に『ふるさと納税』した人は、2020年2月17日〜3月16日までに確定申告が必要です。
条件が満たされる人はワンストップ特例制度という少し簡易的なものでも可能ですが、基本的には確定申告が必要と覚えておいたほうがいいです。
人によりますが、サラリーマンなら1~2時間程度で、サラリーマン+軽い副業なら2~3時間程度でできます。(かなりざっくり。全くの未知な人向け情報)
確定申告って難しそうだと思ってたけど、それくらいでできるんだね。
個人事業主とかだと大変だけど、サラリーマンだったら全然簡単だよ。
まとめ
『ふるさと納税』について、誰でもわかるようにまとめてみました。
大まかなイメージを掴んで欲しかったため、細かい部分に触れなかったりしていますが、大事なポイントは書いてあります。
・お金の流れだけでは得なことはない
・返礼品が貰えるので、その分がお得
・ネットショッピングと似た感じ
・一人ひとりに寄付の上限額がある
・確定申告が必要
・やらないと損
1. 自分の『ふるさと納税』の上限額を把握する
2. 12月31日までにネットで寄付する
3. 寄付金受領証明書を受け取り、保管する
4. 次年の3月15日(目安)までに確定申告をする
ネットショッピング | ふるさと納税 | |
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支払い方法 | 振込・クレジットカードなど | 振込・クレジットカードなど |
1万円購入(例) | 1万円の商品 | 3千円程度の商品 |
いつ届くか | 買ってすぐ | 商品による(半年後なども) |
寄付金受領証明書 | 無し | 有り |
確定申告 | 無し | 有り |
税金は賢い人ほど得をする仕組みです。知らない、面倒といっていた人は、是非今年こそ、『ふるさと納税』をやってみましょう。
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