一人暮らしをしていると面倒になってくるのが家事です。
今回はそんな面倒な家事の一つである洗濯を乾燥まで全て自動でこなしてくれる悪魔の商品について考えてみます。
私も非常に魅力を感じている洗濯乾燥機の導入を本気で検討していきたいと思います。
洗濯乾燥機のデメリット
メリットは誰でも分かっていると思うので、まずデメリットについて考えます。
本体価格が高い
性能によって差はありますが、一人暮らしを想定して小さなサイズで安価なものだとしても、最低でも110000円くらいはします。
電気代が高い
料金について触れた流れでこちらも。通常、自然乾燥ですと言わずもがな無料なので、それを電気を使って乾燥させるのでその分は上乗せされます。
細かい計算は後述しますが、ざっくり1回20円程度でしょうかね(機種による)。
重量が大きい
縦型の洗濯機の場合、重さが30~40kg程度ですが、ドラム式洗濯乾燥機は80kg程度あります。おおむね倍の重量です。
毎日持ち上げるものではないですが、設置や引っ越し等を個人でやる場合は非常に大変です。基本的に業者に任せたほうが良いかもしれません。
衣服を傷めやすい
自然乾燥に比べると衣服を痛めるため、高価な衣服やお気に入りの衣服は自然乾燥した方が良いと思います。ただ、自然乾燥でも重いものを細いハンガー等に吊るすと肩の部分が伸びたりもするのでそういう点は注意が必要ですね。
以上考えてみたのですが、実質的なデメリットとしては料金くらいですかね。高価な衣服なんて、私は特にありませんし(笑)騒音が大きいと言うのは間違い
乾燥機は音が大きいと思い込んでいましたが、製品仕様書を見る限り、そのような事実はありませんでした。
洗濯乾燥機のメリット
続いて洗濯乾燥機のメリットについて、考えてみましょう。
時間的自由が増える
これに尽きると思います。
洗濯乾燥機であれば1分未満のスタート設定をすれば終わりです。最近の上位モデルですと、洗剤等も全て自動でやってくれるので5秒もかからないと思います。
あとは運転が終了したら、洗濯物を畳むのか、ハンガーに掛けるのか、面倒で直接着るのかです。畳んでタンスにしまうとしても10分もあれば終わります。
つまり、1分+任意の10分で終わりです。
これが洗濯機+自然乾燥の場合、1分未満のスタート設定は同じですが、洗濯終了後に干さないといけないので40分後に家にいる必要があります。干す作業を10分と見積もっても、洗濯後50分は出かけることができません。
さらに外で乾燥させる場合は天気等を考慮したり、外から取り込むことも必要になったりするので、その時間拘束もあります。私は基本室内に干しているので、そういう人は関係ありませんが。乾燥してからは、洗濯乾燥機の場合と変わりません。
天気に左右されない
自然乾燥でないので、湿度や天気を考慮しなくていいのはメリットです。梅雨の時期で生乾きの嫌な匂いと無縁なのは素晴らしいです。
徹底的に比較検討
メリット・デメリットを考えてみましたが、分かっていたとおり一番のポイントはお金と時間です。これらを天秤にかけるわけですが、客観的に比較できるように時間をお金に換算することで、数字で比較してみたいと思います。
料金についての比較
今回、比較するのに私が使用しているサイズの洗濯機(4.5kg)と概ね同じサイズで購入を検討したもの(洗濯乾燥6.0kg)を参考にします。
(本体価格は、2018年9月~10月の価格を参考)
洗濯にかかるコストは、メーカーの製品ページに公開されているデータを使用しました。
また、洗濯回数は週2回(52週×2=104回)としました。
[単位:円] | 洗濯乾燥機 | 洗濯機 |
---|---|---|
本体価格 | 130000 | 30000 |
洗濯コスト(1回) | 40.7 | 35.1 |
年間コスト(104回) | 4233 | 3650 |
価格差としては、10万円と大きな差があります。
洗濯乾燥機のほうが、1回あたりのコストは上がりますが、予想していたよりも変わらないみたいです。電気代が大きく増えますが、使用水量が減るためのようです。
年間で1000円も変わらないため、運用コストに関してはあまり意識する必要はなさそうです。
時間についての比較
作業時間は、スタート設定(洗剤等の投入や電源)を1分、洗濯物を干す作業が10分、乾燥後に畳む作業を10分と想定します。待機時間は、洗濯が終わるまでの40分としました。
[単位:分] | 洗濯乾燥機 | 洗濯機 |
---|---|---|
作業時間 | 1+10 | 1+10+10 |
待機時間 | 0 | 40 |
時間的な差は、干す時間10分と待機時間40分です。
これをお金に換算してみます。サラリーマンの平均時給を参考に時給1500円で、待機時間はその半分という非常に大雑把な計算をします。(あくまで参考ですので)
[単位:円] | 洗濯乾燥機 | 洗濯機 |
---|---|---|
人件費(1回) | 275 | 1025 |
人件費(年間) | 28600 | 106600 |
1回あたり約750円の人件費が削減でき、年間で約78000円削減できることになります。
洗濯回数が週2回より多い場合や、自身の時給が高い場合は、それ以上に削減できます。
平均的な人でも1年半も経たないうちに、価値分の人件費を削減できるという結論になります。
洗濯乾燥機の導入についてのまとめ
洗濯乾燥機は、通常の洗濯機と10万円程度の価格差がありますが、1年半も経たないうちにそれ以上の人件費を削減できるということが分かりました。
初期投資の差が10万円というのは大きいと思いますが、1年と少しで回収できるので、洗濯乾燥機には投資するべきだと思いました。回収に5年も10年もかかるのだとしたら、考えものですがね(笑)
特に仕事で忙しい人や、洗濯回数が多いであろう女性の方などは間違いなく「買い」だと思います。
人件費削減も勿論大きなメリットですが、ストレスフリーになるのは非常に大きいです。私も気になっていた商品でしたが、今回客観的に比較検討してみて、購入を決めようと思います。
気になっていたけどどうなんだろう、と考えていた人の参考になれば幸いです。
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