この記事では、アニメをよく見る人ほど陥ってしまいがちな『ながら見』を絶対にやめるべき理由を説明します。
アニメという趣味は、特に学生のように時間があってお金がないという人にとっては、非常に適していて、私も学生時代はよくアニメを見ていました。
アニメにハマっていくと見るものが増えてしまい、アニメをゆっくり見る時間がなくなってしまいがちです。そして、他の物事をしながらアニメを見てしまう、『ながら見』をしてしまう人が多いと思います。
私もアニメにハマって以来、500作品以上のアニメを視聴しましたが、気づいたことがあります。
・神作を『ながら見』してしまったときの損失
・どうしても『ながら見』するならどういう作品か
なんとなくやってしまっている『ながら見』についてもう一度考えることで、素晴らしいアニメライフを送ってほしいというのが私の願いです。
『ながら見』とは?
正式名称ではありませんが、『~しながら〇〇を見る』という行為のことです。
目的もなく、とりあえずテレビやラジオを付けている人はよくしていると思います。
確かにバラエティ番組などにそこまで集中して見る必要もないと思いますし、見るものによって(家事をしながらニュースを流しておく等)は特に問題ないと思います。
アニメを『ながら見』してしまう理由
そうは言っても、私も長い間(全てではありませんが)、アニメを『ながら見』していました。
今になって思い返すと後悔を感じるので、今アニメを『ながら見』してしまっている人に気づいてほしいと思いました。
実際にやっていた『ながら見』の例(非推奨):
- 課題しながら
- 料理しながら
- ネットサーフィンしながら
- ゲームしながら
- 寝ながら(とりあえず流しておいて寝落ち) etc.
アニメが膨大に作られる
アニメは基本的に1クール(3ヶ月)ごとに区切られ、毎クールごとに40作くらいの新作が出ます。
全てを見る人はそうそう稀ですが、アニメにハマっていくと、10作以上は見ておきたい作品が出てきます。(当時)
それに加えて、過去作品を見たりもするので、毎日数時間をアニメ視聴に費やさないといけなくなります。
アニメだけに使う時間がない
学生は授業やバイト、部活などの時間がありますし、社会人は仕事や資格の勉強などの時間があり、趣味に費やせる時間は限られています。
そのため、『ながら見』することで、別のことの時間と平行してできるので、時間効率がいいと思い込んでしまいます。これが罠です。
- 沢山のアニメが作られるため、見るものが多くなる
- アニメだけの時間を抽出できない
何のためにアニメを見るのか(最重要)
本来のアニメを見る目的
初心に返って、アニメを見る目的を考えましょう。
私の場合は、感動するためです。(勿論、単純に好きという理由もあります)
ここでいう感動というのは、単に泣けるという意味でなく、心を動かされるという広義の意味です。
- 次の展開が気になり、非常にワクワクする
- バトルシーンのクォリティにテンションがあがる
- キャラクターの心情や状況に胸が熱くなる
- 全力で挑むスポ根にやる気を貰える
など言い切れないほどの感動があります。勿論、何度も泣いたこともあります(笑)
このように感動したいがためにアニメを見ていますが、『ながら見』をしているときは無意識のうちに見る目的が変わりつつあります。
『ながら見』の目的
ずばり、消化するためです。
目的が完全に変わったわけではないかもしれませんが、溜まったアニメを見なければならないという使命感のようなものが芽生えてしまいます。
アニメを味わうということよりも、数をこなすということに目的が移りつつある状態です。
最大の感動を味わう方法
全てのアニメが最高なわけではない
作られるアニメの本数が増えてきた今、最高傑作も大量に出てきているのか、というとそんなこともないと感じます。
私が見ていた頃も、本当に最高だったと思える作品は毎年2、3本あれば良い方でした。
大半のアニメはつまらないわけではないですが、60点から70点程度の平均的な作品のようにも感じます。
受ける感動も平均的なもので、数年もすれば内容すら曖昧になってしまうものも多くあるでしょう。
『初見』は人生で一度しかない
『ながら見』の人は、このことを十分に理解するべきだと思いました。
初めての視聴というものは、一つの作品において人生で一度しかありません。
そして、最高の感動を味わえるのは最初の一度しかないのです。
後日、いい作品だったからと見直すことがあったとしても、初見の点数を超えることは不可能なのです。
つまり、本来95点の最高傑作を『ながら見』してしまっていると、それが80点や85点などと、過小評価された感動しか味わえないのです。
それでも平均的な作品よりは面白いので満足するかもしれませんが、その作品で95点を味わう機会は一生訪れません。
本数を消化することのコスパは低い
アニメを多く消化すれば、それだけ多くの名作に出会えるようにも思えます。
全てを丁寧に見ることができれば理論的にはそうですが、本数を増やすということは『ながら見』をしてしまうことに繋がります。
名作を探すために『ながら見』をしてしまっていたら、結局最高の感動を味わえず、本末転倒です。
- 90点以上がつく最高傑作は年に2本もあれば上出来
- 大半の作品は60~70点の平均的なもの
- 初見の感動は人生一度。最高の感動は初見にある
『ながら見』せずに良いアニメを見るための対処法
そうは言っても、時間は限られているし、良い作品も見たいと思うのは当然のことです。私もそうです。
限られた時間の中で、良い作品を見るための方法をお伝えします。
視聴するアニメをフィルタリングする
アニメブームに乗って、多くの作品が作られるようになってきていますが、あなたにとって見るべき作品(感動できる、楽しめる)というのは思っている以上に多くはありません。
先程も言いましたが、大半の作品は平均的なものなので、時間を割いてでも無理して見る必要なんてないと思います。(もちろん時間があって、楽しく見れるなら問題ありません)
インターネットが発達した現代において、作品のフィルタリングをすることは非常に容易です。ネタバレするほど詳細に調べることはむしろマイナスですが、どの作品が良作になりうるか、自分に合った作品かは視聴せずともある程度判断できます。
また、アニメ視聴を続けていれば、自分の好みのジャンルなども分かっていくので、作品をフィルタリングしてから視聴する価値のあるもののみを視聴していくのが望ましいです。
私の場合は、好きな監督、声優、脚本家、制作会社、キャラ絵、原作、ジャンル、話題性などで視聴しようかどうか決めたりしています。
ツールを活用して効率的に見る
アニメを視聴するときに何で見ていますか?
大きく分けて、テレビかネット配信だと思いますが、時間がない人は絶対にネット配信で見るようにしましょう。テレビで見るメリットはリアルタイムなため、早く見れることです。しかし、途中にCMがあったり、ほとんどが深夜帯だったりするため、効率が悪すぎます。
事実として早く見たとしても、感動が大きくなることはありません。CMがなく、自分のペースで見たほうが確実にいいです。
ネット配信も様々ありますが、私が一番良いと思っているのはAmazonの提供するプライムビデオです。一番の効率的なポイントは、前回見た場所から瞬時に再生可能な点です。
アニメを見ていると、どれを何話まで見たのか分からなくなります。(あるあるです笑)
再生してみて、「あ、これ見たやつだ」と何度なったことか…(笑)
しかし、プライムビデオの場合
- どの作品を何話まで見たかが分かる
- さらに何話の何分何秒まで見たのかが分かる(例:11話15分20秒など)
- シークバーを動かさなくてもワンクリックで続きから再生できる
- どこまで見たかをPCとスマホで共有できる
プライムビデオのメリット
- 安いので学生にも嬉しい(学割有り)
- スマホアプリが使いやすい
- アニメ作品も昔に比べ増えてきている
- 映画や他のサービスもある(プライム特典が全部受けられる)
プライムビデオのデメリット
- 他の配信サービスより、作品が少ない
くらいです。とは言っても、最近はアニメ作品は増えていますし、新作も充実しています。(アニメ以外はあまり見ていないので分かりません(笑))
コスパで考えれば間違いなくトップなので、ベースをプライムビデオにして、ないものは他でカバーしています。
使ったことがない人は、無料体験もあるのでぜひこの便利さに触れて欲しいです。
プライムビデオの無料体験や料金
(※料金は2019/4/12現在)
一般と学生のプランは料金以外ほぼ同じです。学生の方が様々な優遇がありますが、大学生、高専生からしか入れません。(中高校生は不可。院生、短大生は可。)
- フィルタリングして、見るべきアニメを絞ろう
- プライムビデオで見たいものを瞬時に見よう
どうしても『ながら見』するならどんな作品?
あまりオススメはしませんが、『ながら見』をするとしたら、雰囲気を楽しめるジャンルのものです。いわゆる、『キャラ物アニメ』です。
例えば、仕事が大変でなかなかリフレッシュできない、家に帰ったときくらいは楽しい気分になりたい、などと思う人は仕事帰りに買ってきたほか弁を食べながら、また寝る前に歯を磨きながら、キャラ物アニメを見ましょう。
ストーリーがそこまで重要でなく、ほんわかとした雰囲気を楽しめるものがオススメです。
まとめ
アニメは非常に素晴らしいものもありますし、人生観が変わったことは何度もあります。
しかし、そうしてハマっていくうちに『ながら見』をしてしまっていると最高の感動に出会う機会を知らずに失っていることがあります。
数を消化することに囚われすぎず、一つ一つの作品を十分に味わいましょう。
【公式】Amazonプライム(一般)
【公式】Prime Student(学生)
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